お久しぶりの方も初めましての方も!!どうも!!
今回は界隈を騒がせているAIガジェットをご紹介したいと思います!
その名も【PLAUD NotePin】!!
どういうガジェットかというと、本体はコンパクトなボイスレコーダーです。
しかし侮るなかれ。この小ささですが、ストレージは64GBを備えています。普通に録音する分には十分量のストレージです。
また、バッテリー容量はスタンバイで20日間、連続録音は20時間可能です。最近のガジェットはバッテリー容量も半端無いですね!
何が凄いのか??
さて。軽くスペックをご紹介しましたが、一体界隈はこれの何を騒いでいるのでしょうか?それはズバリ!AI搭載だということ!!
PLAUD NotePinは録音した内容を文字起こししてくれます。また、その起こした内容を各種LLMに投げることで、要約(サマリー)やマインドマップを起こしてくれます。
LLMとは機械学習の事であり、今流行りのAI(人工知能)です。
使い方
PLAUD NotePinは、これ単体では力を発揮しません。まず、専用アプリ「PLAUD」をインストールします。
そして本体の中央をタッチして、NotePinが白色に点滅することを確認します。アプリの左上に「接続する」という部分があるので、タッチすると、画面が切り替わります。そこで、NotePinを選択し、接続します。接続が完了すると、アプリ上では下の様に表示されます。
これでNotePinを使う準備が完了しました!!
後は実際に録音してみるだけです!!
録音も簡単で、本体の真ん中を少し強めにプッシュするだけ!本体のLEDが赤く一度光り、「ブルッ」とバイブレーションすればOKです。それで録音が始まっています。
録音の終了は、もう一度本体をプッシュするだけ。「ブルッブルッ」と2度振動すれば録音停止です。
録音データは、アプリを起動すると、BluetoothをONしていれば自動で同期が始まります。
PLAUD NotePinの神髄
PLAUD NotePinの神髄は、録音データの取り扱いにあります。
会議やカウンセリングなどの場面で録音した音声を、アプリを通じてLLMに投げます。
PLAUD NotePinで使われるAIは、OpenAIの音声認識AI「Whisper」です。専門用語の判別には難渋する場面もありますが、概ね文字起こしの精度は文句なしです。
文字起こしの方法は簡単で、録音を転送し終えたら、転送したファイルを選択します。転送したてのファイルには、「再生」ボタンと「生成」ボタンしかありません。ここで生成を選択します。すると、録音ファイルをWhisperへuploadが始まります。数分後、文字起こしの完了したファイルの出来上がりです。
上記の画像の様に、生成後は「文字起こし」「要約」「マインドマップ」の3つが自動生成されます。
生成時、要約においてどの場面のテンプレートを用いて要約するかを聞かれますが、筆者はAIの実力?というか、場面適応力を見たいというのもあり、「自動選択」にしています。
上記右の写真は要約された文章の場面です。マインドマップは別に用意されており、様々な纏め方があるのだな。と感心します(ちょっとEVA味があってかっこいいです(笑))。
文字書き起こしに関しては、話者の識別機能が付いています。但し、これはしっかり音声が聞き取れる場合。
筆者は手首やネクタイピン代わりとして装着して録音してみましたが、PLAUD NotePinの集音性能の良さが仇となり、雑音が凄いのです。その為、話者を聞き分けるどころか、相手の声を聞き取るのにも苦労するほどです(ガサガサ音が凄かった)。但し、先にも述べた通り、これはNotePinの性能の良さを示すものであり、ミーティングでテーブルの真ん中に置く等、適切な環境下であれば素晴らしい性能を発揮する事でしょう。
AIを選択
先ほども述べたように、PLAUD NotePinはAIを介してサマリーやマインドマップを描いてくれます。
ではAIには何を用いているのでしょう?
2024年12月現在は、Chat-GPT 4oとClaude 3.5 sonnetの2種類を用いています。また、今後もAIのアップデートに伴い、PLAUD NotePin自体もVer.upが施される予定です。
今のところ、この二つのAIについて、そこまで大きな違いは目立たない様に思います。その為、自分の好みで生成を行えばいいのではないでしょうか?
サマリーには、最後にAIによる提案も行われるため、次にどのような手を打つべきか。どのように行動すべきかが一目瞭然でとても便利な構成となっています。
これはマインドマップでも同じで、マインドマップの最後、一番下には対処や次の行動が示されています。ほんと、AIって優秀ですね。
どんな場面で活躍するのか?
活躍の場面で想定されるのは、長時間のミーティングやカウンセリング、取材活動などです。
これらは大量の会話を扱うため、その議事録や備忘録を作成するのはとても大変です。
しかし、PLAUD NotePinはその作業時間を大幅に短縮してくれます。素晴らしいデバイスです。
「大量の会話を扱う」「大量の人間とやり取りをする」
この二大ポイントを抱える人にとっては、とても頼もしいデバイスとなることでしょう。
あれってなんだっけ??をすぐに解決
ただ、大量の会話を書き起こすということは、大量の文章を生成することと同義です。となると、「あれ?あの会話は何だっけ…」「結局結論はなんなんだ?」となってしまいがちです。
そんな事態を解決するのが「askAI」です。
AIとの対話形式で、回答を示してくれたり、要約を提示してくれたりします。
これにより、これまた作業時間を短縮し、本来の作業に専念することが可能となる訳です。
録音以外にも優秀!!
PLAUD NotePinの優秀なところは機能以外にもあります。
言語としては59言語に対応しており、様々なシチュエーションに対応可能という多芸ぶり。
また、AIによる文字書き起こしは月300分まで無料です。これ、永年無料なのが凄いですね。なかなかここまでのサービスを展開できる企業は無いのではないでしょうか。
もし300分を超えて文字起こし作業をしたい!!というかたは、ProPlanに加入すれば、1200分(20時間分)の文字起こしが可能となります。値段は2024年12月現在、年額12,000円と49%OFFになっています。とてもお得になっています。
録音データはPPC(PLAUD Private Cloud)というセキュアな環境でやり取りされるため、情報漏洩の心配は無いとされています。また、セキュアな環境なため、録音データがLLMの学習に用いられることもありません。
これからPLAUD NotePinに臨むこと
さて、これまでPLAUD NotePinを色々と褒めてきました。現状では技術的にも現実的にも満足できる性能であることは言うまでもありません。
それでも、アイデアガジェットという立ち位置であるので、進歩し続けてほしいと思います。
そんな中で筆者が考えるのは、リアルタイム文字起こしです。録音もいいですが、もしリアルタイム文字起こしやサマリーが出来れば、より記憶が鮮明なうちに編集が可能となるのではないでしょうか。ただこれには、AIの性能進化が必要です。要するに世代更新ですね。ただのVer.upではすみません。
他にも、恐らくユーザーの皆さんはそれぞれに「こんな機能が欲しい!!」と考えていることでしょうから、是非ともこれらの要望にも応えてほしいところです。
あとがき
さ、本日はAI搭載ボイスレコーダー「PLAUD NotePin」をご紹介しました。
皆さんはどんな使いかをして、どのような生産性を発揮するでしょうか。
良ければコメントなどで教えていただけると面白いです!!
では今回はここらへんで。
まったね~
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